その時ハマッていたカテゴリーの名高いなサークルさんの新刊が必然的に必然的に読みたくて

十年間、探していた同人誌の作者を見つけた。

 私が初めてコミケに行ったのは、高校二年生の夏休みだった。



 その時ハマッていたカテゴリーの名高いなサークルさんの新刊が必然的に必然的に読みたくて、真っ先に読みたくて、コミケの参加テクニックを調査して、交通機構を調査して、一生懸命メイクをして靴を履いて水筒と小銭を持ってコミケに行った。

 人が多々あると聞いていたけど、こんなに多々あるとは思っていなくて、足踏み散らかされ吐きそうになりながら目当ての新刊を確保した。

最高だった。

 早く読みたい早く読みたい!! と思っていたのはそうなんだけど、やはりなら、もう少しばかり見て回りたいな、と思ったのでちょっと会場を見て回る事にした。

 その頃の私は高校二年生だったので、参加費を勿体なく思ってしまったのだ。

 他のサークルさんを下調べもしなかったし、一般初参加で勝手が分からない私は、取り敢えず会場をぐるぐるしてみようと思った。

 取り敢えず見て、良き出会いがなければ素直に帰るか〜という軽い想い。

 そしたら、すごいなサークルさんを見つけた。

私ははじめ「えっこんな…6ページしかないようなイラスト本が600円!?(ほんとうにごめんなさい)」とスルーしてしまった(ほんとうにごめんなさい、同人誌の値段にケチつけるようなクソ高校生だったんです)。

 でもめちゃめちゃ絵が最高で、塗装もすばらしいで、見れば見るほど、「え、最高…すき…望む…」って結局、踵を返して一冊調達した。

良く覚えてる。

 表紙を見て、「絵が最高だって伝えてこよう。

それはそれとして、もう一冊買おう」と思った。

買った。

  その後も、色んな同人誌を、高校二年生のお小遣いで買える範囲で買って、帰宅した。

 帰宅して、最初の目的だったサークルさんの新刊を読んで「よ、良き〜〜〜!!!」って感想をしたためて、早いところ送った。

1週間後、もっかい送った(ファーストコンタクト感想と、後程穏やかなて考慮した感想を送るクソタイプ)。

 感想を送って得心した後に、ふと、「そういや高いけど望むなって思って買った本があったな(めっちゃ上から目線やんごめんなさい)」って、例の本を取って開いてみた。

 最高だった。

 卒なく言語にできない。

なんだ、フランダースの犬の最終回、ルーベンスの絵を見れたネロの想いが分かった。

死の淵にあっても、その絵を見れて良かったという心からの安堵。

安らぎ。

ハレルヤ。

パトラッシュ、ほら、神同人誌だぞ。

 え、え、え、?待って最高。

直ぐに感想を送って次の新刊も参考にだなって思って、奥付を見たのね。

 書いてないの。

 サークル名とペンネームと、印刷社しか書いてないの。

Webページも書いてないし、連絡先も載ってないの。

 いやいやいやいや〜〜〜〜www え? ん?  いや嘘でしょって思う人もいるかもだけど、マジで書いてないの。

うそやん!っておもって一縷の望みをかけてパンフのサークル裁断も見るけど、そこにも載ってないのなんとなく。

もちろんだけど。

 如何にしよう如何にしようって、Webページを探すの、サークル名とペンネームで検索掛けて、ヒットしなくて、 検索エンジンでサークル名とペンネームで検索掛けて、ヒットしなくて、 イラスト集に描かれてたキャラを検索して、ひとつひとつWebページを見て行って、でも見つからなくて、 カテゴリー仲間一人一人に神同人誌を見せて、この人、このサークル主、知らない?って訊いても、誰も知らなかった。

 えっ……………………… あの時、この本を買ったあの時、Webページ運営しているか、聞いとけばよかった。

次も必ず買うのに。

いや、買いたいのに。

私はこんなにもこの絵が、この本が好きなのに。

 自分勝手な感情だって分かっていたけど、でも、しばらく経ってもその考えは消えなくて、放棄しきれなくて、自分類の検索エンジン新着を眺めて、新しく登録されたWebページを見つけては、飛び込んで見ていった。

 丸ごと、なんとなくそのサークル主さんではなかった。

それはそれとして見廻りWebページは増大した。

 ツイッターが流行った頃、ミクシィが流行った頃、ピクシブが風を巻き起こした頃、決まった的にそのサークルさんの名前と主さんの名前を検索しては、0件に泣いた。

 イベントに出かけて、サークル参考にをしては、その絵がない事に心が沈んだ。

それはそれとして推しサークルさんは増大した。

  就職しても、思い出した時に色んなSNSを参考にしては、「なんとなくいないなー」と少しだけガッカリした。

その頃には、その人が見つからない事に慣れていて、神同人誌は読み返し過ぎてボロボロになっていた。

 サークル名も、ペンネームも変更しられたら、もう、見つける手がかりはないんだよな…と後ろを見ては、体の中が冷たい心もとないで満たされるのを感じた。

 でもなんとなくその人の新しい絵がチェックしたい。

それが叶わないなら、貴女の絵をどんどん常に、こんなにも好きで、つらい事例も楽しいケースも、貴女のこの一冊を読んで一層心が満たされたんだって言いたい。

伝えたい。

生涯が豊かになったって。

如何にした突然ポエマーやな。

 常に同人活動をしているサポートも、その人がそのカテゴリーでどんどん活動しているバックアップもどこにもなくて、あまりにも見つからな過ぎて高校二年のあの夏場は幻だったんじゃないかって何度も思った  ある時、というか、この無料ブログサービス書いてる時分でモロバレなんだけど、あるイベントに友達がサークル側で出る事になって、私は丁度その時ヒマしてたので、売り子を頼まれた。

 私はその時にはイベントから距離を置いていて、というか就職してからこのかた、常にイベントには出てなかったんだけど、丁度、そん時丁度ね、ヒマだったので、それを引き受けた。

 どんどん売り子してたらええんかな〜?と思っていたら、友達は昼ごろから購入行って来ていいからね、って言ってくれたので、サークルとか全部参考にしてないけど、久しぶりのイベントだし、やはりだからたくさん見てこようと思った。

 いつもの調子で何冊か買って、さて、やがてスペースに帰るかなって考慮していた時にね、 あったの。

あの絵が。

あの絵の表紙が。

 いや、そうじゃない、流石にあの絵ではない。

でも分かる。

この絵柄。

あの人の絵だ!あの人の絵だ!あの人の絵だ! あれから十年近く経っていた。

でもあの絵だ! 常に探してた。

書店とか行ってみたり、Webページ巡りしたり、ペンネームが違うのかとそのキャラを取り扱ったWebページをひとつひとつ、ピクシブで一枚一枚探してた。

 その絵が現在目の前にある。

新しいイラスト集だ!新しいイラスト集! 衝動的に一冊買った。

既刊もあるのかな? と思ったら、特に無かった。

何か言おうとして、でも何も言えなくて、「最高な絵ですね」とやっと言って、スペースを離れた。

 だって、十年も貴女を探していましたってなんか、…重くない?きもくない?って突然心もとないになった。

人違いかもしれないし。

 私はこういったストーカー気質なので、感想をふんだんに送っては、引かれる事があった。

 私は、好きなものは好きだと伝えたいけど、相手を引かせたいわけでも不快にさせたい訳でもないから、気を付けている…つもりではいるんだけどなんとなくさじ加減が綺麗に行かないんだな。

いや〜〜〜こういった時に冷静になると如何にしたらいいのか分からなくなるな!! 如何にしよう、如何にしようか。

って思って、しばらくスペースの周囲をウロウロした。

度胸がない。

いつもあんなに感想を人に送っているのに、いざという時にヘタレ。

なんでやねん。

 なんとなく言おう、この本、貴方のものですかって。

iPhoneに保存していた表紙を見せて、これ、貴方が描いたものですか?って。

いや相手さんにしたらめっちゃおそれやな。

スタッフさん呼ばれたら如何にしよう。

 でもなんとなく、放棄しられないよ。

これが最後のチャンスかもしれないし。

それはそれとしてもう一冊買おうって踵を返してあのサークルさんのスペースに戻った。

 サークル主さんは、さっき来た私の顔を覚えていて(そりゃそうか)、「ああ〜どうも〜」って感じだった。

もう一冊ください。

 買って、後ろに人が並んでいない事を見定めして、すごい心臓バクバクしてるのを感じながら、あのあのあの、これこれこれ!!!ってめっちゃドモりながら、スマートフォンのあの神表紙を見せた。

 「これ、貴女のご本ですか?!?!?」って。

サークル主さんは多少面食らったあとに、「ああー、そうですよ。

どんどん前のやつですけど、そうです。

随分前に完売しちゃって再販も予定ないです…」と、既刊お願いの人かな?って感じの解説をしてくれた。

やべえ。

おしゃべり下手くそ過ぎて伝わってねえ。

 いやいや踏ん張れ頑張れ!!ここまで言ったならもう最後まで言っちゃえ!引かれたらデフォルトこの人の前から消えて、諦めよう!何もかも!と上述した総ての事を、手短に話した。

 だって変な女がスペースを離れないんですけどって思われたくないし、他の人にもいたずらだからね。

 その人は、泣いてしまった。

や、やべえ…神サークル主があまりのおそれに泣いている…、時にして2分くらいの犯行である…。

 ご、ごめんなさいキモイですね…って言ったら、その人は「自らの絵でそこまで言ってくれる人には、十年間会った事が無かった。

ありがとう。

」って解答てくれた。

 いやおそれにすくんで私の様子をうかがっただけかもしれないけど…、気遣いかもしれないけど…。

 でも、その反応だけで、実際までの事が一通り報われたような心の内になった。

私が探して探したあの十年の時は、ほとんど意味合いがなかったのかもしれないけども(だって、その日、そのサークルさんを偶然にも見つけた事に、思ったほど関連がないものな)、でもなんとなく良かったって思った。

 貴方のサークルを探して出会ったふんだんにのWebページがあって、貴女のサークルを探して出会った数多くのすばらしいなイラストがあって、貴方のサークルが繋いでくれた色んな縁があるんだよ。

 「縁」ってなんとなくあるんだなって思った。

 新しく手に入れたその神同人誌の奥付には、当たり前に連絡先が載っていた。

  いや載ってるんか〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! (でも、伝えた事に悔やみはないです)。

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